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Aerial / Kate Bush (2)

<< 言葉にならない...けど、やっぱりコメントを >>

Aerial / Kate Bush


おすすめ度:★★★★★(<=毎日聴いても完璧!)
おすすめ曲:全曲!!(<=選べるわけがない...)

昨日もちょっとだけ触れましたが、Kate Bushの12年ぶりのニューアルバムです。アルバム全体を通して“スゴイ”という言葉しか頭に浮かびませんでしたので、曲ごとにコメントを書いてみます。

<disc1 : A Sea of Honey>

1. King of the Mountain

12年ぶりのアルバムのトップを飾る曲は、King of Rock'n Rollことエルビス・プレスリーをモチーフにした曲です。まさに“おかえりなさい”といった感じ。12年のブランクを全く感じさせない、Kateらしい曲、そしてボーカル。むしろ安心感さえ覚えます。

2. π~円周率

π(円周率)の虜になった男の人を歌ったこの曲、謎の多いπという無限の数値を音で表したかのような、とても怪しげな雰囲気です。まるで呪文のようにπを歌うところは、ゾクッときますね。
ところでこの曲のタイトルを見た時に、歌詞が円周率(3.1415...)だけじゃないかと思ったのは私だけでしょうかw 

3. Bertie

一言で言うと“親ばか”かな(爆笑) タイトル通り、Kateの息子Bertieのことを歌った曲です。もう褒めに褒めまくってます。
でも歌詞がストレートのわりに曲は凝ってます。それにKateのボーカルが加わると、まるで化学反応のように綺麗な一つの作品が出来上がるのですから、不思議(というか、やっぱり私達を惑わす魔女?)です。

4. Mrs. Bartolozzi

今度は“洗濯機”ソングです(また爆笑) 歌詞は主婦の日常、掃除や洗濯をしている様子を切り取ったものです。しかしKateの曲だと何か裏を探りたくなるのが不思議です。曲もピアノ一つですから、その不思議感はますます深まっていきます。
しかし1曲目の“King of the Mountain”や3曲目の“Bertie”、そしてこの曲...今のKateの日常を歌ってる??(...推測は後に続く)

5. How to be Invisible(透明人間になる方法)

私のお気に入りの曲です。曲がとっても格好良い!! 『The Dreaming』に収められている“There Goes A Tenner(10ポンド紙幣が1枚)”を思い起こさせます。

6. Joanni

この曲はジャンヌダルクを歌ったものなのでしょうか? サビの部分が印象的な曲です。
最後にKateがつぶやいている(唸っている?)のは、何て言っているのでしょうか?

7. A Coral Room

1枚目の最後を飾る曲は、『The Sensual World』の“This Woman's Work”を彷彿とさせる曲です。ボーカルも含めた曲がとにかく美しい!
しかし歌詞はどう理解したらいいのか難しい...それとももしかしたらこの歌詞のまま?...んっ?

もしかしてこの<A Sea of Honey>は、やっぱりKateの日常を歌ったものでしょうか? 子供が“お山の大将”という遊びをしているのを見たり(King of the Mountain)、洗濯機が回っているのを見たり(π、Mrs. Bartolozzi)、本や映画を見たり(How to be Invisible、Joanni)... Bertieは愛する息子のことを歌い、“A Coral Room”は台所から息子が遊んでいる姿を見て、自分の母親のことを思い返している... 何となくつながる気がしますが、勝手な想像ですかね(笑)

<disc2 : A Sky of Honey>

1. Prelude

Bertieと思われる子供が語る、夏のある1日を描く物語の導入部分。バックの鳥の声は...

2. Prologue

夏の日の午後の気持ち良さを、鳥の囀りの中、穏やかにそして優雅に歌い上げます。Kateの曲にしては何も考えず、ただのんびりと聴ける曲では? そして画材道具を持って絵を描きに出掛けます。

3. An Architects' Dream

出掛けた先では建築家が絵を描いてます。極々普通にある風景...でも、とても美しい風景です。その美しい風景を歌います。これまた優雅に、しかし何か物憂げな感じに。そして雨が降り出してきます(これもある意味よくある風景ですよね)

4. The Painter's Link

雨に濡れた絵を見て嘆く画家のつぶやき。絵は台無しだけど、色の滲んだ様子は、やはり美しい...
そして雨が止むと、美しい夕焼けになっていました。

5. Sunset

ジャケットでも描かれている夕焼けの様子です。そしてその夕焼けと、それを映す海が、【A Sea of Honey】であり【A Sky of Honey】です。蜂蜜のような色をした空、海を歌い上げます。曲の最後のフラメンコはこの風景にぴったりです。
そしてフラメンコが終わり夜が訪れようとしています。

6.Aerial Tan

夜の鳥のさえずりです。そしてその鳥の声は...

7. Somewhere in Between

名曲の誕生です!!! この曲は美し過ぎます...
昼と夜の間、まだ眠るのには早い時間、子供は眠いけど目は瞑りたくないと思っている時間、そして男女の間にながれるまったりとした時間といった雰囲気です。どこまでもムーディーな感じ...大人の曲ですね。

8. Nocturn

そして寝静まった深い夜の様子です。重厚なベースに合わせて夜が深まっていく様を、海に深く潜っていく様にたとえて歌います。
深い海に潜った後は海面に向かって上昇します...そう夜明けです。この曲はこの夜明けの素晴らしさを表現する(Aerial)のための、前奏なのでしょう...前奏と言っても曲は良いですけど。
曲の最後は今度は朝焼けによる【A Sea of Honey】【A Sky of Honey】の風景の賛美です。

9. Aerial

そして最後は希望に満ちた朝です。このラストを飾るギターが印象的な曲は、どこまでも前向きな感じをさせる曲です。鳥の囀りが響き、そして笑い声が響き...んっ? でもこの笑い声は...何処か狂気的?? えっ? 『The Dreaming』の時に垣間見せたあの狂気??? そして急に終わる曲の展開...さすがKateです。ただじゃ終わらせてくれませんね。この少しだけ調和を乱す感覚はさすがです。(逆に計算だったらスゴイの一言です)

この<A Sky of Honey>はすでに完成された一つの作品となってます。きっと噂で流れた30分を超える曲というのはこのことだったのでしょう。<A Sea of Honey>の日常に対して言うならば、非日常なのでしょうが、むしろ美しい情景をまるで絵を描くように思い描いて音にしてみたといった感じでしょうか。

まあ、ここまで長く書いて最後にこんなこというのも卑怯なのかも知れませんが、やっぱり本質は聴かないと分からないと思います。そして聴いた時の感覚は人それぞれでしょうから、それぞれの思い描いたことがこのアルバムの答えでしょう。

とりあえず12年待った甲斐は十二分にあったということで...

(でも今度は待たせ過ぎないようにお願いしたいですw)
(追伸)

昨日“King of the Mountain”のシングルCDを手に入れました。カップリングの“Sexual Healing”は思ったほど凝ったカバーにはなっていなかったですね。

でもジャケットの古ぼけた感じと、インナースリーブのKateのポートレートは、結構気に入ってます。
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Kate Bush

 ケイト・ブッシュ

Kate Bush / Aerial

Kate Bush / Aerialある種の女性アーティストは、出産や育児によって憑き物が落ちたようにがらりと作風を変える。「憑いていたもの」が魅力になっていた人たち。気付くと私はその種の女性アーティストを好んで聴いている。あまり認めたくないけれど彼女達に通じる感性....

コメント

非公開コメント

わかりやすい~

一曲目から順番になるほどなるほどと頷きながら読ませてもらいました。ディスク2がヒーリング系に聞こえたのはやはり納得です。最後の笑い声、ゾッと来ますよね、アレ。次に繋がるって感じですもん。秋空にはホントよく似合うCDです。

チェックしてみます!!
とっても良さそうなので☆

いつもここのブログは勉強になります(*^^*)

リオ さんへ


コメントありがとうございます。

間違いなくリオさんの世代では、Kate Bushは知らないでしょうね。前のアルバムが12年前だから、その頃は...?! その歳でKate Bushを聴き込んでたら、ちょっと恐いです(笑)

聴いたらブログに感想でも書き込んでみて下さいね。私もちゃんとコメント入れますので。

フレさんへ


コメントありがとうございます。

最後の笑い声は、やはり次への伏線なんですかね??

伏線ならばその答えを早く聴きたいものです。
プロフィール

Hiroshi-K

  • Author:Hiroshi-K
  • 「No Music, No Life」な生活をしている、中年の域にドップリ漬かった会社員(♂)です。
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